題名:生命体N-1157の次元 報告者:ダレナン 「博士。ついに成功したようです。」 助手のジオニーがロドニー博士にこう告げた。 「ふむ。いい感じじゃ。」 博士の目の前にある立体モニターには、クッキリと現実世界が映し出されていた。その横にはポコポコと泡を立てて、特別な液体の中に浸された脳らしき組織が見えた。その液体の入ったタンクの表には、”生命体N-1157”と書かれていた。 「生命体N-1157は、どうやら視覚も、聴覚も、嗅覚などの五感もちゃんと働いているようじゃな。しかも…
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